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中国との関係は新たなステージへ

尖閣諸島の問題が表面化したのを境に、テレビなどのメディアは中国に関する情報を大きく変えて来ました。以前なら、美しい自然や観光地の紹介、グルメレポートや世界遺産などの情報がメインでした。
そして尖閣問題以後は、対日デモ、公害問題、経済危機、または情報として扱わない等大きく方向転換したと言えます。

中国

良くも悪くも、情報とは情報を流す側の都合によって受け手の受け取り方は変わってしまいます。また、情報を流す側の意図や主観が入る事で、情報は更に価値ある情報に変わると言う性質もある為、仕方ありませんね!

ただ、事実だけを見れば、尖閣問題前からデモや公害問題は有りましたし、経済危機も囁かれていました。そして美しい自然や、美味しい食べ物は今も有ります。

尖閣問題が引き金となり、日中関係は最悪の状況となる中、世界経済はよりグローバル化し、労働市場は、アフリカ、ブラジル、インド、東南アジア等へシフトしています。
では、日中関係はこの気まずい状況を解決しないまま、お互いに疎遠になってしまうでしょうか?
結論から言えば、そんな事はあり得ない、と思います。

確かに労働市場としての、中国の魅力は無くなりつつあります。しかし、それは関係の終わりを示すものではありません。反対に新たなステージへと駆け上がる幕開けと言えます。
日本は戦後、高度成長期を迎え、その後現在の様な成熟した社会へと進化しました。

メディアは今と今を比べたがりますが、人と人や国と国は時代の流れで考える方が良いと思います。例えば、今現在40歳のAさんと15歳のBさんを比べてもあまり意味がないと思います。どうせ比べるならば、15歳の頃のAさんと15歳のBさんを比べるべきでしょう!

社会や経済面を見ると、日本はアメリカに比べて5年から10年は遅れていると私は思います。良い面も悪い面も遅れています。
つまり、先に成熟したアメリカ社会を見れば、未来の日本が分かります。
それは、経済的な豊かさだけでなく、覚せい剤の蔓延や強盗、殺人、性的な犯罪等の社会の闇も同じです。
成熟した社会には成熟した社会の問題があり、社会が発展中の社会には発展中の問題があるという事が分かると思います。

石玉混在した情報が溢れている現在、メディアはメディアの基準で情報を選別し、情報を流します。
だからこそ、私達も一人一人が自分の価値観を持って、現実を見極めなくてはなりません。
今の中国は経済的に急速に成長を遂げている時代です。しかし、日本の高度成長期は今ではありません、戦後ですよ!
そこをよく見極めて判断して欲しいと思います。

インターネットが無かった時代の資料は、今とは格段に情報量が少なく、調べる方法もなかったので、若い人は知らないかも知れませんが、小中学校の教科書でも良いので見て欲しいと思います。
実は日本にも、学生運動やデモはあったんです。
中国は政府や日本に対する不満でデモが起こりました。日本は政府やアメリカに対して不満を持ち、日米安保闘争などが起こりました。日本でも死者は出ています。PM2.5が問題になっていますが、日本も以前は光化学スモッグ、ぜんそく問題、イタイイタイ病、水俣病等、自然破壊や人体に有害を及ぼす事件は多数発生しています。

中国

私は勿論、これらの事を容認するとか、正当化する気はありませんし、中国の肩を持つ気もありません。
私はただ、“いつ”と“いつ”を比べるのかを考えて欲しいのです。
私たちは結局のところ、国や言葉が違っても、皆同じ人間なんです。
人としての心は変わりありません。同じ事で泣き、笑い、喜び、悲しむのです。

尖閣問題が起こるきっかけとなった事件は覚えていますか?中国の漁船の船長が日本に逮捕拘束された事件です。では、2006年の麻生外務大臣の時期に日本の漁船の船長がロシアに逮捕拘束された事件は覚えていますか?死人も出た事件です。
当然日本はロシアに船長を引き渡すように激しい抗議を起こしました。

私たちは北方領土を、日本のものと教育を受けて来ました。
残念ながら、中国では尖閣諸島は中国のものと教育を受けているんです。
また、教育も教えると言う形で、情報を流します。その意味で情報の範囲に入ると見る事が出来ます。
それなら、教育と言う情報も、流す側の都合で姿は変わってしまうという事です。
どうでしょうか皆さん!自分の目でしっかりと現実を見て行きませんか!
では、今後の新たな中国との関係において、私たちはどうなっていくでしょうか?

世界の工場としての役割を終えた中国は、現在既に経済成長は減速傾向に入っています。
しかし、それは世界の工場としての役割が終わっただけで、中国が昔の様な後進国に戻る訳ではありません。むしろ今のステージをクリアしたと言えます。

作れば売れる時代が終わり、競争原理が働く、いわゆるマーケティングの時代へと移り変わって行くでしょう。
そうなれば、今よりも更に、品質面やサービス対応力、時間の管理やマナー等が向上して行くでしょうし、そうならなければ、中国は国内のみならず、国際競争力が維持出来なくなります。
日本も同じくそうやって、鍛えられ成長して来ました。

まぁ、そんな簡単に中国が日本の成熟したレベルにまで近づけるとは思いませんが、少しずつ近づいて来るのは確かだと思います。変わらなければ中国はやって行けなくなるからです。そんな中国との関係において、日本は先輩としてまだまだ、沢山の役割があると思います。

一方、国内に目を向けても、原発汚染水問題、労働人口の減少、少子化、若者への年金負担額増加など課題は山積みです。
特に日本が国を維持して行く上で、人口減少の歯止めや労働力確保は急務となります。
私は、いずれこの問題を解決するために、政府は積極的な国際結婚推進や、海外労働力の受け入れを始めるだろうと見ています。

じゃぁ、もしそうなった時に誰が来ると思いますか?

アメリカ人が結婚目的で日本に来ると思いますか?ヨーロッパから仕事目的で日本に来ると思いますか? なんだかあまりイメージ出来ませんよね!

私は、やっぱり近隣国である中国等に頼ることになると思います。
はるか昔の遣唐使の時代から未来まで、やはり中国とは切っても切れない関係なんだとつくづく思いますし、別の言い方をすれば、そう言う関係なんだと、腹をくくる必要があると思います。
小学校の先生が中国人、会社の上司や同僚が中国人と言う日は案外近いかも知れません。

こうしてこの手紙を書いている今も、テレビから尖閣国有化から1年と言うニュースが流されています。そして1年経った今、再び当時のデモの映像が繰り返し流されています。
これを見るたびに、「中国人にやられた痛みを忘れるな」と言うメッセージを感じてしまうのは私だけでしょうか?

これにより、また中国への悪いイメージが増長され、仕事に悪影響が出る人や中国に興味のある人、中国人の友人がいる人などは、気まずい思いをすると思いますが、
どうかそう言う方へ、肩身の狭い思いをされていると思いますが、気を落とさないで下さい。中国とは切っても切れない関係は続きます。
もともと、中国文化が好きな人は、最近大っぴらに中国好きを公言出来ず、辛い思いをしている様ですが、気にしないで下さい。

そもそもデモは中国で年間20万件もあると言われています。日本では日本に関係のあるデモしか流さないので、どうしても尖閣絡みの映像ばかりが流れてしまいますが、中国側から見れば20万分の1なのかも知れません。
私も正直、あのデモの映像を見て、中国に強い怒りを感じたと言うのが本音です。ただ、あの映像が中国の全てではありません。
実際、当社の生徒様として通われている方々の会社の多くが中国に進出しています。
しかし、その事務所や工場でデモによる破壊活動や怖い思いをした人は誰もいません。
地域によっては全くデモが起こってない所もあります。

だから、私も情報に振り回されず、冷静に考えなければならないと、改めて思いました。

国同士の問題に対して、私達一市民が何も出来ることはないかも知れませんが、一人の人間同士としてなら、出来ることがあるかも知れません。
一人一人が冷静に考えて、判断すれば、分かり合える。分かり合えれば、皆一つになれる。
簡単に見えて難しい事かも知れませんが、これに尽きると思います。

中国へ

中国をはじめとした様々な国の人々が働き、暮らすであろう、未来の日本は、「ひとつになって行かなくては」と日々感じています。

さあ皆様へ、
何らかの形で中国に関っている方や、関心を持っている方はまず、先陣を切って行きましょう!
「きっと分かり合える、ひとつになれる」
出来る人から始めませんか!